最近WEBサイトを利用するとクッキーの利用許可のバナーが表示されることが多くなってきました。今回はクッキーの安全性や受け取りに関する設定、一般的な利用目的について紹介します。
目次
クッキー(Cookie)とは
クッキーとはWEBサイトに訪れた際、サイトがユーザーのブラウザ上に保存することができる文字列の集合のことです。サイトによってクッキーに含ませる情報は様々で、サイトの任意の設定によりクッキーの保存期間を設定できます。
ユーザーはサイトにアクセスしたときに目的に応じたクッキー情報がブラウザに保存され、再度サイトにアクセスした際にブラウザ側からサイトに対してクッキー情報を送信し必要に応じて情報を処理して再度保存されます。
クッキー情報を利用することで、自動ログインを設定することができたりアクセス状況を解析しサービスの向上に役立てることなどができます。
また、Googleアナリティクス等、アクセス解析ツールにはクッキーが使用され正確な情報が処理されています。
クッキー(Cookie)を利用したSEO対策
SEO対策として内部リンクやユーザーのサイト滞在時間も重要です。関連性の高いページが内部リンクとして繋がり、ユーザー目的の情報にたどり着きやすくなることが価値の高いサイトとして評価される一つになります。
ブログサイトの場合
- ユーザーが訪れたページのカテゴリーとタグをクッキーに保存する
- クッキー情報に基づいて関連ページとしてカテゴリーやタグが近いページを表示する
- ユーザーがページを移動したらクッキー情報を更新し、閲覧済みの記事を表示しない
という方法をとることで、ユーザーに関連性の高い記事を表示することができます。
クッキー情報から新規ユーザーかリピーターかを分析することで価値の高いページを予想し関連ページの作成の手助けとすることもできます。
クッキー(Cookie)の安全性
クッキーはサイトにアクセスする際に送信されるため、SSL対応していないサイトにアクセスした場合、悪意のある第三者がクッキー情報を盗聴することができてしまいます。これはSSLに対応しクッキー情報にsecure属性をつけることで対策することができますが、これはサイト運営側しか設定することができないので、ユーザー側ができる対策は
- クッキーの使用を許可しない
- SSL対応されていないサイトで個人情報を入力しない
となります。ただしブラウザ上からクッキーの使用を許可しない設定にしていると、サイトによってはログインが利用できなくなるなど、サービスを正常に利用できなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
クッキー(Cookie)を有効・無効にする
Android (Chromeアプリ)
- Android スマートフォンまたはタブレットで、Chrome アプリ
を開きます。
- 右上にあるその他アイコン
[設定] をタップします。
- [サイトの設定]
- [Cookie] を有効または無効にします。
PC (Chromeアプリ)
- パソコンで Chrome を開きます。
- 右上のその他アイコン
[設定] をクリックします。
- [プライバシーとセキュリティ] の [サイトの設定] をクリックします。
- [Cookie] をクリックします。
- ここでは次の操作を行うことができます。
- Cookie を有効にする: [ブロック中] の横に表示されるスイッチをオンにします。
- Cookie を無効にする: [サイトに Cookie データの保存と読み取りを許可する] をオフにします。
Safari
Safariでは常にクッキーの利用が許可されます。プライベートブラウザを使用することでクッキーの利用を制限することができます。
まとめ
クッキー（Cookie）はサイト運営側だけでなくサイト閲覧者・利用者にも良い働きをする仕組みです。ただしサイト運営側が正しく利用しなかったり悪用することも可能です。
サイト運営側は脆弱性のあるサイトにならないように気をつけましょう。閲覧者・利用者は怪しいサイトでは利用の対策を気をつけ、新しく閲覧するサイトではクッキーポリシーを確認することをおすすめします。
